人間万事塞翁が馬

わたしの母が、よくないことが起こった時に、私に言っていた言葉です。

小さい頃は意味がわかりませんでしたが、今になればよくわかります。

つい最近、この言葉がテレビで紹介されていました。

野球の松井秀喜さんのお父様も、よく松井さんに伝えられていたそうです。

「人間万事塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえです。

当の松井さんも、大リーグ時代、手首を骨折するという大怪我に遭いました。その苦しい時期にインタビューに答えた言葉が、

「コントロールできない過去を嘆くより、変えられる未来を考える」と言われたそうです。この言葉の意味は、何が幸せで、そうでないかは短絡的に決めるものではないという、お父様から言われてきた、この故事成語が背景にあったそうです。


生きていれば、悲しいこと、辛いことたくさんあります。

でも、この故事成語のとおり、いつ幸に転じるかわかりません。

悲しみのどん底にいると思っても、希望を失わないようにし、

たとえ幸せの絶頂にいるとしても、

安易に浮かれることがないようにしていきたいですね。

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